田原寺町(読み)たわらてらまち

日本歴史地名大系 「田原寺町」の解説

田原寺町
たわらてらまち

[現在地名]福井市田原二丁目

田原横町の北に延びる町。万治二年(一六五九)大火で焼失した寺院のうち、真宗東本願寺末の光明こうみよう寺・勝楽しようらく寺・法円ほうえん寺・正善しようぜん寺を集めて形成されたが、天和三年(一六八三)の百ヶ寺騒動によって四ヵ寺こぞって西本願寺末に帰参し、同時に玄照げんしよう寺・宗源そうげん寺も東御堂ひがしみどう寺内よりここに移転して西本願寺末となった。初めは土居原どいはら寺町と称した。正徳三年(一七一三)頃の御城下惣町間数帳には「田原寺町 九拾間、田原竪町ヨリ野迄、但道幅二間半」と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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