田中安右衛門(読み)たなか やすえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中安右衛門」の解説

田中安右衛門 たなか-やすえもん

1793-1843 江戸時代後期の農民
寛政5年生まれ。近江(おうみ)(滋賀県)水口(みなくち)藩領深川の庄屋。天保(てんぽう)13年幕府の検地役人市野茂三郎の宿舎をおそい,検地の延期を約束させた甲賀,栗太,野洲3郡の百姓一揆(いっき)(三上騒動)の指導者のひとり。幕府により捕らえられ,江戸に護送される途中の天保14年3月4日桑名で死去。51歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android