田の実の祝(読み)タノムノイワイ

デジタル大辞泉 「田の実の祝」の意味・読み・例文・類語

たのむ‐の‐いわい〔‐いはひ〕【田の実の祝(い)】

陰暦8月1日、稲の初穂田の神氏神などに供える穂掛け行事。また、贈り物を相互に取り交わした民間行事。田の実の節。
《「たのむ」が「頼む」に通じるところから》主君太刀・馬・唐物などを献じ、主君からも返礼の物を賜る儀式。鎌倉中期から行われ、江戸時代には徳川家康が江戸入城を8月1日としたため、元日と並ぶ重要な式日となった。田の実の節。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android