甘縄神明神社(読み)あまなわしんめいじんじや

日本歴史地名大系 「甘縄神明神社」の解説

甘縄神明神社
あまなわしんめいじんじや

[現在地名]鎌倉市長谷一丁目

鎌倉大仏の南東光則こうそく寺の東にある。祭神は天照大御神以下の五社明神。例祭九月一四日。旧村社、長谷の氏神社。もとは甘縄明神・神明社・神明宮などと称した。昭和七年(一九三二)改称。社蔵の縁起略(正徳二年八月写)によれば、和銅三年(七一〇)僧行基の創建で、染屋太郎時忠が山上に神明宮を、麓に神輿山円徳えんとく寺を建立したのを始まりとし、相模守として下向した源頼義が当社に祈願し、八幡太郎義家を甘縄の地で生んだと伝え、康平六年(一〇六三)に当社を修復、永保元年(一〇八一)には義家がさらに修復したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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