甘棠(読み)かんとう

精選版 日本国語大辞典 「甘棠」の意味・読み・例文・類語

かん‐とう ‥タウ【甘棠】

〘名〙 (「かんどう」とも。「かんとう(甘棠)の詠(えい)」の故事をふまえて用いられることが多い) 植物ずみ(桷)」の古名
※続日本紀‐慶雲三年(706)三月丁巳「无於民農故召伯所以憩甘棠
東関紀行(1242頃)赤坂より橋本一つの甘棠のもとをしめて政を行ふ時」 〔詩経‐召南・甘棠〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報