精選版 日本国語大辞典 「玉鉾・玉桙」の意味・読み・例文・類語 たま‐ぼこ【玉鉾・玉桙】 〘名〙 (上代は「たまほこ」か)[一] 玉で飾った鉾。また、「たま」は美称で、立派な鉾。※樋口本謡曲・玉鉾(室町末)「秦の代に有し玉鉾も、龍女の持たりし鉾也」[二] (枕詞「たまぼこの」から転じたもの)① 道。または道中。※大和(947‐957頃)二条家本附載「くやしくも奈良ぞとだにも言ひてけるたまほこにだに来てもとはねば」② 足。または歩み。※浄瑠璃・蝉丸(1693頃)道行「急ぐとすれど、とけしなき牛のたまぼこ遅くとも」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報