玉なす(読み)タマナス

デジタル大辞泉 「玉なす」の意味・読み・例文・類語

たまなす

玉のような形になっている。「玉なす汗」
玉のように美しく立派である。
竹葉一滴を―金盃に移し」〈浮・一代女・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「玉なす」の意味・読み・例文・類語

たま【玉】 なす

① 玉のように立派である。
浮世草子好色一代女(1686)一「竹葉の一滴を玉(タマ)なす金盃に移し」
② 大粒の玉のような形となってこぼれる。また、盛んにふき出ている。
古今(905‐914)恋二・五五七「をろかなる涙ぞそでに玉はなす我はせきあへずたぎつせなれば〈小野小町〉」

たま‐なす【玉なす】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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