獄中記(読み)ゴクチュウキ

デジタル大辞泉 「獄中記」の意味・読み・例文・類語

ごくちゅうき【獄中記】[書名]

原題、〈ラテンDe Profundisワイルド獄中手記。1905年刊。男色事件のため投獄された著者悲哀の美しさ、キリスト受難意味などを述べたもの。原題は「深き淵より」の意。

ごくちゅう‐き【獄中記】

投獄されている人が書いた手記。
[補説]書名別項。→獄中記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「獄中記」の意味・読み・例文・類語

ごくちゅうき【獄中記】

(原題De Profundis) イギリスの作家ワイルドの獄中の手記。死後の一九〇五年刊。男色事件で投獄された著者が、罪を懺悔(ざんげ)し、悲哀の美しさ、キリストの受難の意味などを述べたもの。

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