悲哀(読み)ヒアイ

デジタル大辞泉 「悲哀」の意味・読み・例文・類語

ひ‐あい【悲哀】

悲しくあわれなこと。「人生悲哀を感じる」「サラリーマン悲哀が漂う」
[類語]ペーソス哀愁哀感哀れ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「悲哀」の意味・読み・例文・類語

ひ‐あい【悲哀】

〘名〙
① (形動) かなしいこと。かなしくあわれなこと。また、そのさま。哀痛
性霊集‐一〇(1079)秋日奉賀僧正大師讚「虫響悲哀愍草間」 〔史記‐五帝本紀〕
② (━する) 悲しむこと。
※知恩院本上宮聖徳法王帝説(917‐1050頃か)「太子崩す。時に、多至波奈大女郎悲哀嘆息て白す」

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普及版 字通 「悲哀」の読み・字形・画数・意味

【悲哀】ひあい

かなしみ。唐・杜牧〔寓題〕詩 假如(たとひ)三六千日あるも (なか)ばは是れ悲哀、ばは是れ愁

字通「悲」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の悲哀の言及

【メランコリー】より

…人間の基本的な感情の一種で,日本語でいえば〈憂鬱(ゆううつ)〉または〈悲哀〉にあたる。もとは古代ギリシア・ローマで医学用語として使われたのが始まりで,この伝統は二千数百年後の今日も精神医学の分野でなお受け継がれており,その限りでは〈鬱病〉というふうに意味がせばまる。…

※「悲哀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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