猪膝村(読み)いのひざむら

日本歴史地名大系 「猪膝村」の解説

猪膝村
いのひざむら

[現在地名]田川市猪国いのくに、山田市猪国

北流する猪膝川(現在の猪位金川)流域に位置し、北は金国かなくに村、南東は筑前国嘉麻かま郡上山田村(現山田市)。江戸時代初期は猪膝町を含んでいた。正中二年(一三二五)六月四日の頼通利銭借券(武雄神社文書/鎌倉遺文三七)に「いのひさ」とみえ、頼通は当地の越前殿から二貫文を六文子(六分の利)で借り、返済まで担保とした肥前長島ながしま(現佐賀県武雄市)内の畠の知行を認めている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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