狭原村(読み)せばはらむら

日本歴史地名大系 「狭原村」の解説

狭原村
せばはらむら

[現在地名]湯津上村狭原

那珂川右岸にあり、北は大豆田おおまめだ(現黒羽町)、南は小船渡こふなど村。西の金丸原かねまるはら丘陵東麓に根本ねもと集落がある。同丘陵沿いを南北にたつ街道が通る。慶長七年(一六〇二)大田原晴清に加増された所領のうちに弟弥三分として「なすの内せば原」三〇〇石がある(「大田原藩領知覚書」伊藤安雄文書)。以後大田原藩領。承応二年(一六五三)の検地高人別帳(船山久三文書)によると高四六四石余、田三二町六反余・畑七三町四反余で、竈数四三軒(寺とも)。なお同帳を書写した享保一〇年(一七二五)検地帳には竈数八四軒(寺とも)とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android