狩生村(読み)かりうむら

日本歴史地名大系 「狩生村」の解説

狩生村
かりうむら

[現在地名]佐伯市狩生

戸穴ひあな村の東、かすみヶ浦北東の半島とその北の狩生川流域の山間に立地。「栂牟礼実録」には、大永七年(一五二七)大友義鑑に攻められて栂牟礼とがむれ城主佐伯惟治が憤死したのちも同城にとどまった忠臣六八名中に狩生大和の名がみえる。また天正六年(一五七八)高城・耳川合戦で戦死した佐伯家中のうちに狩生左京・同源三郎がいた。慶長期(一五九六―一六一五)には戸穴村に属した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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