犬も歩けば棒にあたる(読み)いぬもあるけばぼうにあたる

精選版 日本国語大辞典 「犬も歩けば棒にあたる」の意味・読み・例文・類語

いぬ【犬】 も 歩(ある)けば棒(ぼう)にあたる

物事をしようとする者は、それだけに災難にあうことも多いものだの意にいう。
浄瑠璃・蛭小島武勇問答(1758)三「犬様の、イヤ犬房様のと、犬も歩けば棒にあふ」
② なにかやっているうちには、思いがけない幸運にあうこともあるものだ、また、才能のない者でも、数やるうちにはうまいことに行きあたることがあるの意にいう。
※浄瑠璃・賀古教信七墓廻(1714頃)三「犬もあるけば防風刺身けんによもない仕合せ」

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