精選版 日本国語大辞典 「物部の」の意味・読み・例文・類語
もののふ‐の【物部の】
枕
※万葉(8C後)一八・四一〇〇「物能乃布能(もノノフノ)八十氏人も吉野川絶ゆることなく仕へつつ見む」
③ ②の「八十宇治川」にかかることから転じて、地名「宇治」にかかる。
※万葉(8C後)一三・三二三七「あをによし 奈良山過ぎて 物部之(もののふの) 宇治川渡り」
※万葉(8C後)八・一四七〇「物部乃(もののふノ)磐瀬の社(もり)のほととぎす今も鳴かぬか山の常陰(とかげ)に」
※続後撰(1251)秋上・二八〇「もののふの矢田野のすすき打ち靡き男鹿妻よぶ秋は来にけり〈寂延〉」
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