精選版 日本国語大辞典 「物怪・勿怪」の意味・読み・例文・類語
もっ‐け【物怪・勿怪】
〘名〙 (形動) (「もののけ」の変化した語)
① 思いがけないこと。意外なこと。不思議なこと。あやしいこと。また、そのさま。もっかい。
※史記抄(1477)三「牝は不鳴ものぞ〈略〉鳴けばもっけで、家のつくる兆ぞ」
② けしからぬこと。不吉なこと。また、そのさま。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※古活字本荘子抄(1620頃)八「名は儒者墨者の如は凶器也、もっけの器也」
③ =もののけ(物怪)
も‐け【物怪・勿怪】
〘名〙 (形動) 思いがけないこと。意外なこと。不思議なこと。また、そのさま。もっけ。
※梵舜本沙石集(1283)八「あの地蔵ならば、鵠一にかへなむと、云を聞て、もけの事ききつと思て」
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