片岩村(読み)かたいわむら

日本歴史地名大系 「片岩村」の解説

片岩村
かたいわむら

[現在地名]珠洲市片岩町

長橋ながはし村の西にあり、外浦街道が通る。角間かくま赤島あかじま垣内がある。近世初頭は西方清水しみず村・仁江にえ村と併せ仁江村として一括されていたが、寛永七年(一六三〇)三村分立、友貞・吉森・藤尾・利長・光長・菅安・常依・為安・長内志の九名が山林を支配してきたが、当村は常依・為安・長内志の三名で形成された(延宝五年「仁江村儀右衛門書上」友貞文書)製塩生業の大半とする村柄であるため、塩薪を産する山の権利は強大で、この三名は名頭として小農を率いて村方経営に当たった。正保郷帳に村名がみえ、高一九七石余、田九町一反余・畑四町余、新開高三三石余(免二ツ一歩六厘)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android