熊野庄(読み)くまののしよう

日本歴史地名大系 「熊野庄」の解説

熊野庄
くまののしよう

現在の八雲村大字熊野一帯にあった庄園。文永八年(一二七一)一一月日の杵築大社三月会相撲舞頭役結番帳の第三番に「熊野庄三十八丁加治左衛門次郎」とみえる。地頭加治氏は東国武蔵の御家人で、おそらく承久の乱でもとの領主が没落した後、新しく補任されたものであろう。しかし当庄がいつどのようにして成立したのかはもちろんのこと、庄園の構造や領主が誰であったかも明らかでない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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