熊取(読み)くまとり

改訂新版 世界大百科事典 「熊取」の意味・わかりやすい解説

熊取[町] (くまとり)

大阪府南西部,泉南郡の町。人口4万5069(2010)。貝塚市泉佐野市に囲まれる。南東部は和泉山脈の山麓地帯で,北西部は低平な丘陵が起伏する。西端をJR阪和線が走る。町名平安時代の熊取荘の名に由来する。泉州紡織工業地帯の一角をなし,綿布タオルなどの織物業がその中心となっている。農業米作,タマネギ栽培中心から施設園芸栽培へと変わりつつある。また1960年代はじめより住宅地化が進展している。64年に京都大学原子炉実験所が設置された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報