煽を食う(読み)あおりをくう

精選版 日本国語大辞典 「煽を食う」の意味・読み・例文・類語

あおり【煽】 を 食(く)

① 強い風や動きの衝撃を受ける。〔和英語林集成初版)(1867)〕
相手態度威勢影響される。
歌舞伎天衣紛上野初花河内山)(1881)序幕「何だといふと大小を捻(ひねく)り廻して脅しやがるが、そんな煽(アフ)りを喰(ク)ったってびくともする丑松ぢゃあねえ」
状況変化現象の影響を受ける。
洒落本・船頭部屋(19C初)「もしもなげい年季のうち、どふ風がかわって、あをりをくふめいもんでもなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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