然こそ言え(読み)サコソイエ

デジタル大辞泉 「然こそ言え」の意味・読み・例文・類語

こそ

そうはいうものの。とはいえ。
「この女をほかへ追ひやらむとす。―、まだ追ひやらず」〈伊勢・四〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「然こそ言え」の意味・読み・例文・類語

さ【然】 こそ 言(い)

ある事物事態が文脈上または心理的にすでに存することを認めた上で、その反対の事態を述べるときの、逆接の気持を表わす。そうは言うものの。とは言うものの。
伊勢物語(10C前)四〇「この女をほかへおひやらむとす。さこそいへ、まだおひやらず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android