デジタル大辞泉 「無道心」の意味・読み・例文・類語 む‐どうしん〔‐ダウシン〕【無道心】 [名・形動ナリ]1 仏法を求める心がないこと。また、そのさま。「もとより―の者の名聞利養をむねとして」〈妻鏡〉2 道理にそむいたことをすること。また、そのさま。無慈悲。「面を赤めて言ひけるは、さても―なる気立てかな」〈仮・色物語〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「無道心」の意味・読み・例文・類語 む‐どうしん ‥ダウシン【無道心】 〘名〙 (形動)① 道、特に仏道につとめる心のないこと。また、そのさま。※栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)下「無道心なる者ども籠り居て、彌不当にのみ成り行き候べし」② 人の道にかなう心を持たないこと。道理にそむいたことをすること。また、そのさま。無慈悲。※長六文(1466)「此道に心をよせん人は〈略〉天地に和合して人民に相和する心をもち、聊かも無道心に侍らず」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報