焙籠・焙子・炙籠(読み)あぶりこ

精選版 日本国語大辞典 「焙籠・焙子・炙籠」の意味・読み・例文・類語

あぶり‐こ【焙籠・焙子・炙籠】

〘名〙
延喜式(927)二八「凡応大嘗会竹器熟笥七十二口。煠(あふり)籠七十二口」 〔書言字考節用集(1717)〕
② 餠などを焼くのに用いる鉄の網または棒。あぶりだな。
石山本願寺日記‐証如上人日記・天文五年(1536)一二月二五日「鍛冶権守佳例あぶりこ、又火箸到来候間、弐十疋遣候」
随筆耳嚢(1784‐1814)四「水に漬し餠或ひは草あんぴなど唱へ候品、あぶりこの上に乗せて焼くに」
③ 茶などを入れて炒(い)る大きめの竹籠日葡辞書(1603‐04))。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android