竹籠(読み)ちくろう

精選版 日本国語大辞典 「竹籠」の意味・読み・例文・類語

ちく‐ろう【竹籠】

〘名〙
① 竹で編んだかご。〔饅頭屋本節用集(室町末)〕 〔賈島‐題皇甫荀藍田庁詩〕
② 竹で作った食籠(じきろう)竹筲(ちくそう)。〔元亀本運歩色葉(1571)〕

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デジタル大辞泉 「竹籠」の意味・読み・例文・類語

たけ‐かご【竹籠/竹×籃】

細い竹や細く割った竹を編んで作ったかご。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「竹籠」の解説

竹籠[竹工]
たけかご

九州・沖縄地方、熊本県の地域ブランド。
八代市天草市宇城市熊本市・玉名郡南関町で製作されている。真竹・孟宗竹を割ったひご材料として、さまざまな形に編みあげられる。熊本県には竹林が多く、古くから竹細工産地であった。当初花筒・竹樽などがつくられていたが、明治時代以降に有馬から編組技術が伝えられて、籠類が製作されるようになった。熊本県伝統工芸品。

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普及版 字通 「竹籠」の読み・字形・画数・意味

【竹籠】ちくろう

竹かご、川よけの岸をまもる蛇籠

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