精選版 日本国語大辞典 「為果・仕果」の意味・読み・例文・類語
し‐は・てる【為果・仕果】
〘他タ下一〙 しは・つ 〘他タ下二〙
① 物事をなしおえる。やりとげる。しとおす。
※蜻蛉(974頃)上「とかうものすることなど、いたづく人おほくて、みなしはてつ」
② (好ましくない意の語の下に付いて) ひじょうに…する。すっかり…する。…しきる。
し‐はた・す【為果・仕果】
〘他サ五(四)〙
① 最後までする。やりおえる。しとげる。
※足利本論語抄(16C)子路第十三「行ふ処をば必ずしはたすが士なり」
② 持っていたものをすっかりなくしてしまう。使い果たす。
※虎明本狂言・因幡堂(室町末‐近世初)「かせぎまらしたらば、しんだいもよふなりまらせうが、いままでの女めが、みなしはたひてござる」
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