精選版 日本国語大辞典 「火回」の意味・読み・例文・類語
ひ‐まわし ‥まはし【火回】
〘名〙 子どもの遊戯の一つ。数人が輪になってすわり、火をつけた線香やこより・紙燭(しそく)などを持って、しり取り遊びのように物の名などを言いながら順に回し、言いつまって火が次第に指に迫ってあわてるのを興じ、火が消えたものを負けとする。同音で始まる物の名を順次あげてすることもある。火文字ぐさ。火文字ぐさり。火の字まわし。火回り。火渡し。火やろ。
※咄本・百物語(1659)上「火まはしを、はじめて、ひの字をかしらにつけて、ひたものいひまはしけるが」
ひ‐まわり ‥まはり【火回】
〘名〙
① 火が燃え移って広がること。火あし。
② =ひまわし(火回)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報