瀬田来(読み)せたらい

日本歴史地名大系 「瀬田来」の解説

瀬田来
せたらい

[現在地名]亀田郡戸井町字瀬田来町

天保郷帳にみえる地名で、小安おやす村の持場の一つ。汐首しおくび岬の東方、蓬内よもぎない川流域にあたる。享保十二年所附に「汐くひ」に続けて「せたら」とみえ、「従是東蝦夷地之内」と記される。天明元年(一七八一)の「松前志」にも「セタラ」とある。「蝦夷拾遺」では「世多良村」として一〇戸弱・二〇人弱、松前へ陸路三〇里余であった。「蝦夷迺天布利」は「セタラヰ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android