漸染(読み)ゼンセン

デジタル大辞泉 「漸染」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐せん【漸染】

しだいに染まること。習慣になること。
「人民抑圧の制に慣れ、―の久しき」〈東海散士佳人之奇遇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「漸染」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ぜん【漸染】

〘名〙 (「ぜんせん」とも) だんだんとしみこむこと。徐々に浸透すること。
童子問(1707)中「習慣如天性、漸染難磨淬」 〔楚辞東方朔七諫・沈江〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「漸染」の読み・字形・画数・意味

【漸染】ぜんせん

次第にそまる。〔三国志、魏、文帝紀、注に引く(漢)献帝伝〕へしより、漸染すること數世、桓・靈の末、皇極たず。

字通「漸」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android