漕渠(読み)そう(さう)きよ

普及版 字通 「漕渠」の読み・字形・画数・意味

【漕渠】そう(さう)きよ

運河。〔史記、河渠書〕齊人水工徐伯をして表せしめ、悉(ことごと)く卒數人を發し、漕渠をつ。三にしてず。じて以て漕するに、大いに利なり。其の後、漕稍(やや)多く、渠下の民、頗(すこ)ぶる以て田に(そそ)ぐことを得たり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の漕渠の言及

【大運河】より

…戦国時代に魏国が大梁(河南省開封市)に都を定めると,西方の滎陽(けいよう)から運河を開き,黄河の水を導いて大梁に水路を通じた。これを浪湯渠といい,漢代には滎陽漕渠ともいった。大梁から南下する水路は浪湯渠のほか鴻溝,陰溝水などとも呼ばれたが,大梁付近から分かれて東に向かい,宋の開いた菏水の南方を通って彭城(江蘇省徐州市)で泗水に入ったのが汴水(べんすい)である。…

※「漕渠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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