演劇集団円

デジタル大辞泉プラス 「演劇集団円」の解説

演劇集団円

日本の劇団。代表は橋爪功。1975年、芥川比呂志を中心に、岸田今日子、仲谷昇らが参加して、現代演劇協会付属の劇団「雲」から独立する形で結成ラシーヌシェークスピアチェーホフなど海外作家の作品から、別役実太田省吾など日本の劇作家の作品、児童演劇まで、幅広い舞台作品を手がける。演技者、舞台監督など演劇関係の人材を育成する演劇研究所も有する。

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世界大百科事典(旧版)内の演劇集団円の言及

【劇団】より

…すなわち63年に福田恒存,芥川比呂志らが文学座を脱退し,〈現代演劇協会〉を設立,その付属劇団として〈雲〉(正式名称〈劇団雲〉)を創立し,拠点劇場としての〈三百人劇場〉(東京千石)も建設した。しかし両者はさらに決別し,三百人劇場に拠る福田恒存らの〈昴(すばる)〉と,75年に脱退した芥川比呂志,岸田今日子,仲谷昇らの〈円〉(正式名称は〈演劇集団円〉)に分かれた。また俳優座,民芸でも数多くの脱退者を出した。…

※「演劇集団円」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」