滅茶苦茶・目茶苦茶(読み)めちゃくちゃ

精選版 日本国語大辞典 「滅茶苦茶・目茶苦茶」の意味・読み・例文・類語

めちゃ‐くちゃ【滅茶苦茶・目茶苦茶】

[1] 〘名〙 (形動) (「くちゃ」は語調を整えるために添えたもの。「滅茶苦茶」「目茶苦茶」はあて字)
① まったく筋道のたたないこと。前後を考えずに事を行なうこと。また、そのさま。めちゃめちゃ。めちゃ。むちゃくちゃ。
※重右衛門の最後(1902)〈田山花袋〉八「滅茶苦茶に撲った」
② どうにもならないほどこわれること。まったく悪い状態になること。また、そのさま。めちゃめちゃ。めちゃ。むちゃくちゃ。
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「相談も何も目茶苦茶になったんですって」
[2] 〘副〙 程度のはなはだしいさまを表わす語。めちゃめちゃ。むちゃくちゃ。「めちゃくちゃかわいい子」

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