日本大百科全書(ニッポニカ) 「湯村温泉(甲府市)」の意味・わかりやすい解説 湯村温泉(甲府市)ゆむらおんせん 甲府市の西郊、湯川沿いにある温泉。弘法(こうぼう)大師が開いたという伝説がある。泉質は塩化物泉。昭和初期までは湯治場にすぎなかったが、その後、昇仙(しょうせん)峡に近く、また甲府市街にも近いため観光地に発展した。近年は甲府の市街がここまで延び、市街地の温泉に化してしまっている。昇仙峡探勝の基地でもある。塩沢寺(えんたくじ)には厄除(やくよけ)地蔵があり、2月に行われる例祭は有名である。JR中央本線甲府駅からバス15分。[横田忠夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例