湯の辞宜は水になる(読み)ゆのじぎはみずになる

精選版 日本国語大辞典 「湯の辞宜は水になる」の意味・読み・例文・類語

ゆ【湯】 の 辞宜(じぎ)は水(みず)になる

入浴遠慮して互いに譲り合えば、その間にせっかく沸かした湯が水になる。遠慮も時と場合によるべきであるとのたとえ。
浄瑠璃薩摩歌(1711頃)鑓じるし「当座にしゃんと嫁入ってのければよい物を、あほうな斟酌仕すごいて、ゆのじぎは水になる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ことわざを知る辞典 「湯の辞宜は水になる」の解説

湯の辞宜は水になる

入浴をすすめられた時に遠慮していると、せっかく沸かした湯が水になる。風呂に入るようにすすめられた時は遠慮しないがよい。

[解説] 遠慮も時と場合によるということ。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android