温柔郷(読み)オンジュウキョウ

デジタル大辞泉 「温柔郷」の意味・読み・例文・類語

おんじゅう‐きょう〔ヲンジウキヤウ〕【温柔郷】

遊里花柳界
「―の歓楽につかれて青山流水の清淡に接したくなった為」〈荷風あめりか物語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「温柔郷」の意味・読み・例文・類語

おんじゅう‐きょう ヲンジウキャウ【温柔郷】

〘名〙 (「あたたかくやわらかな里」の意から)
① ねや。閨房。〔飛燕外伝〕
② 遊里。色里花柳界。
花柳春話〈織田純一郎訳〉題言(1878‐79)〈成島柳北〉「然らば則多情無比の温柔郷は、何を以て花柳と呼ぶ耶」

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