渡辺熊四郎(初代)(読み)わたなべ くましろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺熊四郎(初代)」の解説

渡辺熊四郎(初代) わたなべ-くましろう

1840-1907 幕末-明治時代の実業家
天保(てんぽう)11年6月17日生まれ。豊後(ぶんご)(大分県)の人。文久3年箱館(はこだて)にわたり,海産物商となって巨利をえた。明治2年金森森屋洋物店(百貨店棒二森屋の前身)を設立し,さらに書籍,廻船,倉庫などに事業をひろげた。11年北海道初の新聞「函館新聞」を創刊小学校,病院を建設するなど公共事業にもつくした。明治40年11月30日死去。68歳。本姓山下。名はのち孝平。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android