清水口留番所跡(読み)しみずくちどめばんしよあと

日本歴史地名大系 「清水口留番所跡」の解説

清水口留番所跡
しみずくちどめばんしよあと

[現在地名]塩沢町清水

清水集落の旧家阿部弥左衛門家に役宅が置かれ、同家の門より東に六三間、西に一八間の柵を設けて清水道の通行を遮断していた。阿部氏は慶長(一五九六―一六一五)の頃から番所守を勤めたという。同四年閏三月の真田昌幸等より(ママ)部弥左衛門宛書状(阿部喜久治氏蔵)によると、「あハさハ」からの欠落人が当地に侵入した節は、今年中の諸役を免許する旨を伝えかつ意見して帰村を勧めるよう依頼している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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