デジタル大辞泉
「清やか」の意味・読み・例文・類語
すが‐やか【▽清やか】
[形動ナリ]
1 物事が滞りなく進むさま。
「大臣までかく―になり給へりしを」〈大鏡・道長上〉
2 未練がなく思い切りのよいさま。
「心は先立ちながらも、前の世の勤めからにや、―にえ人の思ひ立たざなるすぢを」〈狭衣・四〉
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すが‐やか【清やか】
① 考えを滞りなくすすめるさま。未練がなく、さっぱりとしたさま。思い切りのよいさま。
※
源氏(1001‐14頃)
柏木「
女宮の、かく、世を背き給へる
有様、おどろおどろしき御悩みにもあらで、すがやかに、おぼし立ちける程よ」
② 物事や
動作が滞りなくすらすらと運ぶさま。さっさと速やかに行なうさま。
きよ‐やか【清やか】
※
御伽草子・中将姫本地(室町時代物語大成所収)(室町末)「我くび、ちちにみせ申さん時、つきたらむち、よくあらひて、
きよやかにしてけさむに入べし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報