海津町(読み)かいづちよう

日本歴史地名大系 「海津町」の解説

海津町
かいづちよう

面積:四四・二五平方キロ

県の最南端、海津郡の東部に位置し、東を長良川、西を揖斐いび川に挟まれて立地。近世はこの二川と木曾川のいわゆる木曾三川の合流域であり、町の歴史は水との闘いであった。西は南濃なんのう町、北は平田ひらた町・羽島市、東は愛知県中島なかしま祖父江そぶえ町・同県海部あま八開はちかい村・同郡立田たつた村、南は三重県桑名郡長島ながしま町・同郡多度たど町と接する。南濃町とは福岡ふくおか大橋・海津大橋、多度町とは油島あぶらじま大橋、立田村とは立田大橋、八開村とは東海とうかい大橋で結ばれる。

近世は小輪中を含む高須たかす輪中に含まれ、石津いしづ郡一町二九村、海西かいさい郡二二村、安八あんぱち郡二村、ほかに同輪中南端部の金廻かなまわり輪中に伊勢国桑名郡三村、木曾三川分流以前の木曾川中洲に尾張国海西郡二村が現町域にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報