浮世川(読み)うきよがわ

精選版 日本国語大辞典 「浮世川」の意味・読み・例文・類語

うきよ‐がわ ‥がは【浮世川】

〘名〙
① (変化流転するこの世を、川にたとえていう) はかない浮き世。
浮世草子好色敗毒散(1703)一「最早十九になるが、息災でゐる事か、または浮世川の水の泡とも消えし事かと」
② (恋愛の情はとかく溺れやすいので川にたとえていう) 恋慕の情。また、特に、遊里における恋情
浄瑠璃吉野忠信(1697頃)三「君がつれなきことのはも思ひまはせば、御ほとけの、をしへにのがるうきよがは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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