浪花節・難波節(読み)なにわぶし

精選版 日本国語大辞典 「浪花節・難波節」の意味・読み・例文・類語

なにわ‐ぶし なには‥【浪花節・難波節】

〘名〙 江戸末期、大坂に起こった、三味線を伴奏とする大衆的な語り物。明治以降盛んになった。説経祭文から転化したもので、ちょんがれ節、うかれ節などとも呼ばれていた。語られる内容多く軍談講釈伝記など。最近では文芸作品も語られるが、義理人情を主とする。浪曲。〔随筆・嬉遊笑覧(1830)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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