浜浦(読み)はまうら

日本歴史地名大系 「浜浦」の解説

浜浦
はまうら

[現在地名]串木野市小瀬町・港町北浜町西浜町・本浜町

下名しもんみよう村の南西部に位置し、島津忠義築造になる小瀬こぜ波戸を中心に発展した。文化三年(一八〇六)改の諸浦御奉公並万上納物定(列朝制度)に串木野の浜村浦とあり、浦男女一千四九二人、浦水手役二八人立・雇水手役三七人立、魚運上銀一二四匁、漁師銀は串木野の町と合計で四匁。「鹿児島県地誌」によれば五〇石未満積載の荷船四二艘・漁船一〇七艘があり、産物は小鯛・鰺・鯖。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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