浅草旅籠町一丁目代地(読み)あさくさはたごちよういつちようめだいち

日本歴史地名大系 「浅草旅籠町一丁目代地」の解説

浅草旅籠町一丁目代地
あさくさはたごちよういつちようめだいち

[現在地名]台東区柳橋やなぎばし一丁目

浅草森田あさくさもりた町代地の北にあり、東は浅草御蔵前片あさくさおくらまえかた町代地、西は浅草天王あさくさてんのう町代地、北は浅草旅籠町二丁目代地。起立については文政町方書上の記述のうちでも異同があり、当町の項では元禄元年(一六八八)一〇月浅草旅籠町一丁目(のち浅草元旅籠町一丁目)が火除地として収公され、代地の一部として豊後杵築藩松平氏上屋敷跡地が与えられたとし、浅草元旅籠あさくさもとはたご町一丁目の項では享保三年(一七一八)浅草旅籠町一丁目が火事類焼、二〇間のうち一二間を収公され手狭となったため、代地として甲斐甲府藩柳沢(松平)氏中屋敷跡地を給されたとする二説を記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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