浅草新旅籠町(読み)あさくさしんはたごちよう

日本歴史地名大系 「浅草新旅籠町」の解説

浅草新旅籠町
あさくさしんはたごちよう

[現在地名]台東区蔵前くらまえ四丁目

浅草森田あさくさもりた町の西裏、新堀しんぼり川端にある。元は寺院地であったが、寛永一三年(一六三六)他所へ移転した(御府内備考)。寛文八年(一六六八)旅籠町の一部が浅草御蔵の火除地として収公され、南側に隣接した寺跡地に代地を給されて移り、新旅籠町と称した。享保一七年(一七三二)火事により類焼し、一部が御蔵火除地に収公されて浅草諏訪あさくさすわ町西側、堀田ほつた原に代地を給された。町域は西は新川を隔て浅草寿松院あさくさじゆしよういん門前、南は同川を隔てて頒暦調所、北は御薬園渋江長伯預地所。規模は東西二八間三尺余、南北は東側約二九間一尺・西側二四間半余で、片側町

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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