川端(読み)かわばた

精選版 日本国語大辞典 「川端」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ばた かは‥【川端】

〘名〙 川のほとり。川のふち川岸河畔川辺。かわっぱた。
山家集(12C後)上「かはばたの淀みにとまる流れ木のうき橋渡す五月雨の比(ころ)
※宇治拾遺(1221頃)一一「川ばたへ車やり寄せて立てれば」

かわばた かはばた【川端】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「川端」の意味・読み・例文・類語

かわばた【川端】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「川端」姓の人物
川端玉章かわばたぎょくしょう
川端道喜かわばたどうき
川端茅舎かわばたぼうしゃ
川端康成かわばたやすなり
川端竜子かわばたりゅうし

かわ‐ばた〔かは‐〕【川端】

川のほとり。かわべり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の川端の言及

【河岸地】より

…江戸の市中に発達した水路や江戸湾に沿う物資上げ下ろしの場所。大坂では浜地,京では川端といった。土蔵や納屋が建てられ荷物置場ともなり,また市が開かれ商品取引の行われる場所となるところもあった。…

※「川端」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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