浅略(読み)センリャク

デジタル大辞泉 「浅略」の意味・読み・例文・類語

せん‐りゃく【浅略】

思慮などが浅いこと。また、あさはかな策略。浅謀。
《「浅略釈」の略》密教でいう四重秘釈の一。世間一般の表面的な解釈。→深秘じんぴ

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精選版 日本国語大辞典 「浅略」の意味・読み・例文・類語

せん‐りゃく【浅略】

〘名〙
① (形動) 思慮や学問が浅いこと。あさはかであるさま。浅薄。また、あさはかな策略。浅謀。
※合行灌頂私記‐応安六年(1373)四月一日「付此説前後両本。浅略深秘異也」 〔論衡‐問孔〕
② 密教でいう四重秘釈の一つ。「浅略釈」(世間通途の釈義)を略したもの。
※米沢本沙石集(1283)二「都率は密厳の浅略(センリャク)安養は花蔵の浅略(センリャク)也」

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