深秘(読み)じんぴ

精選版 日本国語大辞典 「深秘」の意味・読み・例文・類語

じん‐ぴ【深秘】

〘名〙 (「しんび」「じんひ」とも)
仏語。意味深く、表面解釈でははかり知れないことをいう。特に、真言教法を解釈するときに用いる。また、その道の奥義など、特別な人に伝えられるだけの秘事についてもいう。
保元(1220頃か)上「被無双深秘之法事」
太平記(14C後)二四「中にも荒序は当道の深秘(シンヒ)にて、容易(たやす)く之を奏さずと雖も」 〔宋史‐蹇序辰伝〕
即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉をさなき昔「緘黙の裡に無量の深秘あるをば、その時にこそ悟り侍りしかといふ」

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デジタル大辞泉 「深秘」の意味・読み・例文・類語

じん‐ぴ【深秘】

仏語。
深奥な秘密の教え。
《「深秘釈」の略》密教でいう四重秘釈の一。普通一般の解釈を一歩進めて、深く本質的な意をとらえた解釈。→浅略せんりゃく

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普及版 字通 「深秘」の読み・字形・画数・意味

【深秘】しんぴ

神秘。

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