浅地村(読み)あさじむら

日本歴史地名大系 「浅地村」の解説

浅地村
あさじむら

[現在地名]小矢部市浅地

安養寺新あんようじしん村の北東小矢部川左岸沿いの平地に立地。小原おはら道が通る。元和五年(一六一九)の家高新帳に村名がみえ、役家数一五、高木組に属する。正保郷帳では高六四八石余、田方四〇町二反余・畑方三町、新田高三四八石余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高一千三九六石・免五ツ二歩、小物成は山役四一匁、鮎川役一〇匁(うち四匁出来)であった(三箇国高物成帳)。天保一〇年(一八三九)の高物成帳(菊池家文書)では高一千四二七石。所属組は棚田たなだ村に同じ。寛文四年の蔵米川下げなど運賃定書(木町文書)によれば小矢部川に屎舟が運行されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android