浄牧院(読み)じようぼくいん

日本歴史地名大系 「浄牧院」の解説

浄牧院
じようぼくいん

[現在地名]東久留米市大門町一丁目

神護山と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。文安元年(一四四四)八王子城主安祝(定光院)開基、宋芝岱の開山と伝える(風土記稿)。もと前沢まえさわの地にあったが、前沢村から門前もんぜん村と神山こうやま村が分立したことにより門前村に含まれることになった。天正一九年(一五九一)徳川家康から前沢村に朱印地三〇石を受けたが(寛文朱印留)、村の分立によって門前村分の二〇石、神山村分の一〇石に分れたという(風土記稿)。旧高旧領取調帳では門前村に八石余、神山村に二二石余であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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