活動代謝量(読み)かつどうたいしゃりょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「活動代謝量」の意味・わかりやすい解説

活動代謝量
かつどうたいしゃりょう

人間の必要エネルギーは、生命維持のための最少必要量と、日常の生活活動のための必要量とがある。前者基礎代謝量とよび、後者を活動代謝量とよぶ。活動代謝量は仕事や運動のために消費されるエネルギーで、これを作業代謝量または労働代謝量ともいう。活動代謝量は、体を活発に動かすほどその量が増加する。普通の労作では、成人男子においては基礎代謝量1500キロカロリーに対して、活動代謝量750キロカロリー、成人女子では同じく1200キロカロリーに対して600キロカロリー程度である。労作が重くなるほど活動代謝量は増加し、重い労作では成人男子で1570キロカロリー、成人女子では1250キロカロリーに達する。

[宮崎基嘉]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「活動代謝量」の解説

活動代謝量

 →Ea

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