労作(読み)ろうさく

精選版 日本国語大辞典 「労作」の意味・読み・例文・類語

ろう‐さく ラウ‥【労作】

〘名〙
① (━する) 骨を折って働くこと。労働。ろうさ。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一「職事を学習し、労作し」
② 苦労して作り上げること。また、その作ったもの。苦心した作品
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉下「長い労作の後で、三吉も疲れて居た」
善心悪心(1916)〈里見弴〉「この労作(ラウサク)芸術品としてのよい批評でも受けながら」

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デジタル大辞泉 「労作」の意味・読み・例文・類語

ろう‐さく〔ラウ‐〕【労作】

[名](スル)
骨を折って働くこと。労働。
「職事を学習し、―し」〈中村訳・西国立志編
苦心して作り上げた作品。「10年を費やした労作
[類語](1作業労働仕事労務役務えきむ労役ろうえき操業業務働く/(2名作傑作佳作佳編秀作力作大作良作

ろう‐さ〔ラウ‐〕【労作】

ろうさく(労作)1」に同じ。
身体を動かすこと。「労作性狭心症」

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普及版 字通 「労作」の読み・字形・画数・意味

【労作】ろうさく

骨折り

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