津筏(読み)しんばつ

精選版 日本国語大辞典 「津筏」の意味・読み・例文・類語

しん‐ばつ【津筏】

〘名〙 (渡し場いかだ渡し船の意から) 目的を果たすための方途秘訣。つて。手がかり。
童子問(1707)上「学者不読孟子、必不於論語之義、蓋論語之津筏也」
※霞亭生涯の末一年(1920‐21)〈森鴎外〉一「狩谷は和名鈔の所謂䇳註を留与して、国語を正確に使用しようとするものの津筏(シンバツ)となしてゐる」 〔韓愈‐送文暢師北游詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「津筏」の読み・字形・画数・意味

【津筏】しんばつ

手引き。

字通「津」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android